セックス中にオーガズム(性的絶頂)に達した経験はありますか?
オーガズムとはつまりイったかどうか。
近年、男女共に初体験の年齢が上昇傾向にあり、セックスでイク感覚が分からない・イケない女性が急増しています。
なんと、アメリカの研究者ヒューゴ・マイアロンが16000人を対象に行った調査によると、76%の女性がイッた振りをしているという結果になりました。
日本も 30手前まで処女だったりするのが珍しい時代ではありません。
恋人から「イケた?」と聞かれても、正直に言えずその場を誤魔化していませんか?「どうせ私はイケないんだ」とセックスを諦める前にオーガズムについてもっと知りましょう。
オーガズムはコツさえ掴めば誰でも得られます。
今回は、女性がオーガズムに達した時、身体とココロにはどんな感覚が訪れるのか私自身の感覚もふまえて紹介します。
この記事のもくじ
セックスでイクとは?
セックスでイク(オーガズム)とは、性感帯を刺激し続けるうちに性的快感の絶頂に達する事でセックスが気持ちいときにおきます。
膣が伸びて入口が締まり、膣と子宮と肛門括約筋が収縮を繰り返す状態を「イク」と呼んでいるんです。
大半の男性はイった時に射精するので、イッたかどうかがわかりやすいですが、女性がイク時に射精のようなものはありません。
「潮吹きすればイってるんじゃないの?」と、AVを見過ぎている男性は思いがちですが、潮吹きとオーガズムは違います。
潮吹きしているからといって、イッてるとは限りません。セックスでイキたいなら、自分の身体で気持ちいいと感じる場所をみつけましょう。
それを相手に伝えて攻めてもらえるように誘導すれば、いずれイケるようになります。
日本の女性はオーガズムを感じにくい
積極的にセックスする海外の女性と比べると、日本人の女性は中々オーガズムを感じにくい傾向にあり「セックスでイッた事ない」という女性も多いのではないでしょうか?
ここでは日本人女性がイケない原因と考えられる6つの理由を紹介します。
①前戯が短い
前戯が短いと、完全に女性器が濡れる前に男性器を挿入する流れになってしまいます。
「もうちょっと舐めて欲しい」と思っても、なかなか自分から切り出せないですよね。
LCラブコスメの101人アンケート調査によると、10分から20分ほど前戯をすると答えた男性が33人いる一方で、5分以内と答えた男性も11人いました。
外イキ派の場合、挿入ではほとんど気持ち良くなれないので不満に終わる結果になります。
②家事・育児で慢性的に疲れている
日本の女性は海外に比べて、家事時間が長いです。
1日のうち5〜7時間を家事に費やしているという統計結果があるほど。
家事の外注に抵抗がない海外と違って、日本人女性は共働きであっても完璧な家事も出来るスーパーウーマンを目指してしまいがちです。
配偶者が家事に非協力的だと、家事・育児・仕事と体力の限界で、セックスどころではありませんね。
③セックスの経験が浅い
セックス経験が浅いと、性感帯が未成熟の可能性があります。
どこを触られると気持ちいいのか自分自身が把握していないと、相手にもちゃんと伝えられません。
相手がAVでみたプレイをやりたがったり、自分だけ気持ちよければいいやと思いやりに欠ける人だった場合、セックス自体が嫌になってもおかしくありません。
④婦人科疾患
頻尿・膣がすぐに乾く・生殖器疾患で挿れられると激痛・感染症など、婦人科疾患が原因でオーガズムが得られない場合もあります。
常に生理痛が重かったり、極度の生理不順、出産後の会陰切開が治らないなど悩み事は医師に相談しましょう。
⑤家が狭い
- 壁に洗濯物が干してあるのが見える
- 壁が薄い
- 子供が隣で寝ている
日本の家は狭く、セックスしたくてもなかなか興奮できません。
わざわざラブホテルへ行く行為に抵抗があると、オーガズムどころかセックスレスになってしまいます。
⑥ムード作りが下手
日本人の男性はムード作りが下手な人が多く雰囲気づくりができていないという女性の意見も多いんです。
女性はセックス前に強くドキドキした方が、イキやすいと言われています。
照明を薄暗くしてドキドキする会話をしながら「この後もしかしてセックスするのかも?」と、女性に期待させられる男性があまりにも少ないんです。
「触っていい?」「キスしていい?」と、男性からいちいち聞かれるとぶっちゃけ興ざめですよね。
イッた瞬間はどうなる?
セックスでイッた瞬間、女性はどうなるのでしょうか?
- 脱力感が押し寄せて頭の中が真っ白になる
- 呼吸が激しく乱れる
- 電流が流れたような感覚が走る
- 全身が発汗する
これらの反応以外にも、イッた瞬間にどうなるかは人それぞれ違います。
一回イッたら暫く身体を触られたくない人もいれば、何回でもイケる人もいます。
強い刺激でクリトリスを触られて無理やりイかされると、性器が後で痛くなりやすいので注意しましょう。
女性がイク瞬間のカラダの反応は?
セックスでイクまでは膣や身体に力が入り、イク瞬間にそれまで緊張していた身体が一気に解放されます。
「イクイク」と、イク瞬間まで叫ぶ人も中にはいますが、女性によっては大きな声が出なくなる人もいます。
- クリトリスがふくらむ
- 外陰部が充血する
- 膣の奥が膨らんで空洞ができる(バルーン現象)
- 乳首が勃つ
- 膣が締まる
- 膣がぎゅっと締まる(プラットホーム現象)
こういったカラダの反応が起きて、次第に快感が頂点へと達した時に、膣と肛門括約筋がキュッキュと連続的に収縮します。
派手にイクとまれに失神する人もいます。
膣の中がぎゅっと動いて男性器を締め付けながらヒクヒクするような痙攣が起きれば、オーガズムに達していると言えるでしょう。
女性がセックスでイク方法
すぐに性器に触られてもしっかり興奮できる男性と違って、オーガズムを得たいならセックスする前に充分な下準備が必要です。
キスはもちろん、耳や首筋、肩や太ももなどを優しく触って貰って性器に触れなくても愛液が分泌されるのを待ちましょう。
性器を触る時も、爪が長かったり、指先が荒れていると性器が濡れていても、膣が傷つく原因になります。
せめてセックスをする1日前には、爪を切って貰って尖った部分はヤスリをかける気遣いは欲しいですよね。
指もいきなり数本挿れられると、正直気持ち良さよりも痛みの方が勝ちます。
1本ずつゆっくりと挿れながら、いきなり奥へと突っ込んだり、激しく動かさずにとにかくゆっくり動かしてもらいましょう。
指が2〜3本スムーズに入るようになれば、挿入へと進んでください。
最初のセックスではイマイチだと感じた相手でも、複数回セックスを重ねるにつれて、お互いに気持ちいい部分が分かるようになる場合もあります。
「気持ちよく出来てるのかな?」と内心不安なのは、男性だって同じ。
「そこ気持ちいい」と、気持ち良い時は相手に素直に伝えられるようになれば良いですね。
同じイクでも外イキ、中イキでの感覚の違い
クリトリスの刺激でイク事を外イキと言い、膣内にあるGスポット、ポルチオでの刺激でイク事を中イキと言います。
性感帯によって当然イク感覚は違います。
中イキと外イキの違いについて紹介します。
外イキの感覚
クリトリスは、男性器でいうと亀頭にあたる部分です。
膣内の性感帯が開発されていなくても気持ちよくなれるので、イッた事がない女性はまず外イキから慣れていくと良いでしょう。
外イキの感覚は、階段を登っていくような感覚です。
少しずつ絶頂に向かって登っていく快感と、電気のように痺れる気持ち良さがあります。
ローターで刺激を与えれば、一瞬で気持ちよくなれるのもクリトリスの特徴。
外イキだけじゃなくて中イキの感覚も覚えたい時は、クリトリスと一緒に中を攻めてもらえると、いずれクリトリスを触らなくても気持ちよくなれます。
中イキの感覚
膣の中にあるGスポットと呼ばれる性感帯の場所は、人によって個人差はありますが、大抵膣口〜尿道周囲の膣癖にあります。
膀胱が近いので、Gスポットへの刺激は中イキした事がないと、しばしば尿意と勘違いしてしまいがちですが、その時に手を止めずに責め続けると次第に快感に変わります。
Gスポットは、クリトリスに比べるとじんわりと身体の内側から温かくなり、さざ波に誘われるような深い快感があります。
膣の子宮口(ボルチオ)と呼ばれる部分を刺激されると、連続的にイク事が可能です。
奥イキとも呼ばれるその快感は、男性が射精した時の快楽とは比べ物にならないほどで、全身がガクガクと震えるような深い快感に包まれます。
ただ、ボルチオで気持ちよくなれる女性はかなり少ないです。
それまでのセックスでしっかり女性が気持ちよくなっていないと、痛いだけに終わってしまう場合もあります。
そもそも、男性器のサイズが足りないと子宮口まで届きません。
ボルチオ性感は、クリトリス・Gスポットでしっかりイケる女性が、身体の相性が良い時に訪れるボーナスのようなイキ方だと思っておきましょう。
女性がセックス以外でイク方法
女性がセックス以外でイク方法として、オナニーがあります。
「自分で自分の身体を触るなんてはしたない」と思うかも知れませんが、オナニーは決して恥ずかしい行為ではありません。
むしろ、オナニーを継続的に行えば、どういう風に触ると気持ちよくなれるのかが掴みやすくなれるんです。
気持ち良くなれるオナニーの方法を紹介します。
気持ち良いオナニー(一人エッチ)の方法
オナニーも興奮を高めた方が気持ちよくなれます。
性器をすぐに触らずに、胸を服の上から触ったり、乳首の周りをそっとなぞったりしてみましょう。
乳首が勃ちはじめたら、服の上から爪でやさしくひっかいたり、胸のふくらみを指の腹でなぞったりしながら、性器が触りたくなるまで胸への愛撫を続けます。
少しMっ気がある人は、乳首を指でつねったり、ひねったりして、刺激を与えるのも効果的です。
胸を一通り触ったあとは、次第にへそや、太ももへと指を下ろしていきましょう。
そこでもすぐにはクリトリスを触らずに、下着越しでクリトリスの周りを責めてください。まずは、大陰唇と小陰唇の間にある溝を指で触ります。
非常に優しい力加減を意識しながら、動きがマンネリにならないようたまに強弱をつけます。
下着の中へと手をいれて、膣から愛液が分泌されているようなら、愛液を指の腹ですくって、膣口からクリトリスや小陰唇の淵へと塗りましょう。
そこまで刺激を続けていれば、クリトリスが膨らんでいるはずなので、愛液で充分に濡らした2本の指で、クリトリスを挟みましょう。
その状態でゆっくりと下から上へ指を動かして撫でます。
腰が思わず動いてしまうくらい、弱い刺激からはじめるとクリトリスが刺激慣れしないのでおススメです。
指で摘んだり、振動させたり、クリクリとこねたり、物をこすりつけたり、軽く引っ張ったりしながらクリトリスを刺激し続けます。
オナニー中にこのままイケそうだと感じたら、素直にイッてみましょう。
「指だけだと動きが予想できてしまってマンネリ…」という人は、オモチャを取り入れてみるのも手です。
クリトリスを一点的に責めてくれるローターから、中と外両方同時に攻めてくれるもの、不規則な振動があるものまで色々あります。
女性がオナニーでイクたい時のおすすめの道具や日常生活で使えるものを知りたい方は下記の記事で紹介されています。
愛液が足りない時は、指を舐めてから触るもありですが、オナニー前にはちゃんと手を洗い、終わった後はお風呂に入って身体を綺麗にしてください。
おもちゃも、使い終わった後は手洗いできそうなら洗って、できない物はおしりふきシートなどで拭きましょう。
オナニー後はそのまま寝てしまいたくなる方も多いですが、性器やおもちゃを清潔に保たないと膣カンジタになるリスクが上がります。
どうしてもそのまま寝たい場合、せめて下着は新しいものにかえましょうね。
膣トレをするとイキやすくなる
膣トレとは、子宮を支える骨盤底筋を鍛えるトレーニングのこと。
オーガズムは子宮の伸縮運動により起こるので、骨盤底筋を鍛えると中イキしやすくなるんです。
背筋を伸ばした状態で、お腹とお尻の力を抜いたり、肛門をぎゅっと締めたりを繰り返します。
また、トイレ中におしっこを出したり止めたりを繰り返す動作も骨盤底筋が鍛えられるのでオススメです。
まとめ
エッチな自分をさらけ出しても、引かずに受け止めてくれると信用出来る相手とセックスしましょう。
気持ちよくなる行為に素直になれれば、たくさんイケるようになります。
どんなに相手と相性が良くても、身体が疲れているとイキにくくなりますが、そういう時に「どうしてイケないんだろう?」と、自分自身にプレッシャーをかけるのはやめましょう。
まずは無理せずにセックスを楽しむ事から始めてみることから初めてみましょう!